節分が近づくと、「鬼役どうしよう…」と、少し身構えてしまうことがあります。
お面や豆よりも、意外と悩むのが「鬼って、なんて言えばいいの?」という点ではないでしょうか。
強く言いすぎると子どもが怖がりそうだし、優しすぎると節分っぽくない気もする。正解が分からず、直前まで迷ってしまう親も多いと思います。
わが家も、未就学児と小学生の子どもがいて、年齢差やその年の気分によって反応がまったく違います。
北海道での冬の行事は、家の中で完結することが多く、ワンオペの日には特に「失敗したくないな」と思いがちです。
この記事では、「こう言わなきゃダメ」という正解を押しつけるのではなく、家庭で使いやすい、怖がらせない鬼役のセリフや声かけの考え方を、年齢別にまとめました。
家庭ごとに合う形が違う、という前提で読んでもらえたらうれしいです。
節分の鬼役はなんて言う?セリフで親が迷いやすいポイント
節分の鬼役で多い悩みは、「どこまで本気でやるべきか」という点です。
保育園や幼稚園では、先生がしっかり鬼役をしている話を聞くこともありますし、「それくらいやらないと意味がないのかな」と不安になることもあります。
ただ、家庭での節分は、集団生活とは違います。
子どもの性格も年齢も、兄弟構成もそれぞれですし、親の余裕も日によって違います。
「泣かせてしまったらどうしよう」「トラウマにならないかな」と心配になるのは、子どものことを考えているからこそだと思います。
節分の目的は、鬼を怖がらせることではなく、季節の行事に触れること。
そう考えると、鬼役のセリフも、家庭に合ったやさしい形で十分だと感じています。
未就学児向け:怖がらせない鬼役のセリフ例

未就学児の場合、鬼の存在そのものがまだよく分からず、「急に知らないものが出てきた」という感覚になりやすいです。
この時期は、低い声や強い言い方を避けるだけでも、反応が大きく変わります。
使いやすいセリフ例
- 「あれれ?ここに豆があるぞ〜」
- 「おにはそと、してくれるかな?」
- 「ちょっと遊びにきたよ〜」
ポイントは、「命令しない」「怒らない」こと。
鬼という設定はあっても、声のトーンや言葉は、普段の延長くらいでちょうどいいと感じています。
泣いてしまった場合は、無理に続けず、「もう鬼さん帰るね」と区切るのもひとつの選択です。
行事よりも、子どもの安心感を優先して大丈夫です。
小学校低学年向け:少しだけ“節分らしさ”を出す鬼役のセリフ
小学校低学年になると、「鬼は外、福は内」という言葉の意味を少しずつ理解し始めます。
その分、「節分っぽさ」を感じたい気持ちも出てきますが、まだ怖がりやすい年齢でもあります。
使いやすいセリフ例
- 「おにはそと〜って言われちゃうかな?」
- 「悪いことしてないかな〜?」
- 「豆が飛んでくるかな〜?」
語尾をやわらかくしたり、少し間を取ったりするだけで、怖さはかなり和らぎます。
子どもが様子を見ながら参加できる余地を残すのがポイントです。
また、「鬼=悪者」と決めつけず、「注意しに来ただけ」という設定にすると、受け止めやすい子もいます。
小学校高学年がいる場合の鬼役のセリフの考え方
小学校高学年になると、鬼役を「分かっていて楽しむ」年齢になります。
一方で、弟や妹がいる場合は、「怖がらせないようにしてほしい」と気を使ってくれることもあります。
この時期は、あえてセリフを最小限にして、
- 鬼役は短時間
- セリフは一言だけという形もおすすめです。
例
- 「今年も元気そうだね」
- 「豆が来たら帰るよ〜」
行事を茶化しすぎず、でも真剣になりすぎない。
そのくらいの距離感が、家庭ではちょうどいいことも多いです。
ワンオペの日の節分は「何も言わない鬼」でもOK
ワンオペの日や、時間と気力に余裕がない日は、セリフを考えること自体が負担になることもあります。
そんなときは、無理に演技をしなくても大丈夫です。
- お面を一瞬見せるだけ
- 鬼役をせず、豆まきの声かけだけ
- そもそも鬼を出さない
どれも立派な節分の形です。
実際、我が家の昨年の節分では私が鬼のお面を被ったのは一瞬でしたし、セリフもほとんど言いませんでした。
(子どもたちが思いの外、怖がったので)
そのあとは壁に鬼のお面を貼って、豆をみんなで投げつけて楽しみました。
「鬼役をやらなかった=失敗」ではありません。
まとめ:節分の鬼役のセリフは家庭に合わせて大丈夫
節分の鬼役のセリフに、決まった正解はありません。
大切なのは、子どもが安心して行事に触れられることと、親が無理をしすぎないことです。
未就学児でも、小学生でも、その年齢、その家庭、その日の状況によって、ちょうどいい距離感は変わります。
「今年はこれでよかった」と思える形があれば、それがその家庭の正解です。
北海道の冬、家の中で過ごす節分だからこそ、がんばりすぎず、怖がらせすぎず、親子で「季節を感じる時間」になれば、それで十分なのではないでしょうか。
