節分が近づくと、豆やお面を用意しながら、ふと頭をよぎるのが「鬼役、誰がやる?」という問題です。
未就学児から小学校低学年くらいの子どもがいる家庭だと、意外とここで悩むことが多いですよね。
鬼役をやるのが楽しみな人もいれば、正直ちょっと気が重い人もいます。
子どもが怖がらないか、泣かないか、終わったあと機嫌が悪くならないか。
親としては、できれば揉めずに、穏やかに終わらせたいところです。
この記事では、「こうしなきゃいけない」という正解を決めるのではなく、家庭ごとに無理のない鬼役の決め方について考えてみます。
そもそも、節分の豆まきに鬼役は必ず必要?
最初に言ってしまうと、節分の豆まきに必ず鬼役がいないといけない、という決まりはありません。
それでも毎年この時期になると、「今年はどうする?」と考えてしまうのは、それだけ行事として身近だからかもしれません。
鬼役がいることで、節分らしい雰囲気が出たり、子どもが盛り上がったりすることもあります。
一方で、鬼が出てくるだけで不安になってしまう子もいます。
まずは、「鬼役をやるかどうか」自体を、家庭で選んでいい。
そう思えるだけで、少し気持ちが軽くなりますよ。
「鬼役=父親・母親」という固定観念に縛られなくていい

なんとなく、
「鬼役はお父さんがやるもの」
「お父さんがいないなら、お母さんがやるしかない」
そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。
でも実際には、
・父親がやると怖がる
・母親がやると余計にショックを受ける
など、子どもの反応は本当にさまざまです。
誰がやるかよりも、子どもがどう感じるか。
そこを一番に考えていいと思います。
節分の豆まきでよくある悩み① 大人が鬼をやると怖がる
家庭でいちばん多い悩みは、大人が鬼役をやると、子どもが怖がってしまうことかもしれません。
お面をつけただけなのに、思った以上にリアルに感じて、泣いてしまうこともあります。
「去年は大丈夫だったのに、今年はダメだった」
そんなことも、実際よくあります。
子どもの感じ方は、
・年齢
・成長
・その日の気分
によっても大きく変わります。
前は平気だったからといって、今年も同じとは限らないんですよね。
節分の豆まきでよくある悩み② 誰がやるかで大人同士が微妙になる
鬼役をめぐって、実は大人同士が少し気まずくなることもあります。
「去年は私だったから、今年はそっちじゃない?」
「今日は仕事で疲れてるから、正直きついかも。」
そんな空気になること、ありませんか。
特にワンオペ育児の日だと、そもそも選択肢がないこともあります。
その場合は、「今日は鬼なしでいいよね」と決めてしまっていいと思います。
鬼役をやらないからといって、節分が失敗するわけではありません。
行事を続けていくためには、親が無理をしないことのほうが、ずっと大切です。
年齢別に考える、向いている豆まきの鬼役スタイル
子どもの年齢によって、向いている鬼役の形も変わってきます。
未就学児の場合
・鬼なし
・子ども自身が鬼役
・お面を壁に貼るだけ
このくらいが、安心して楽しめることが多いです。
小学校低学年くらいの場合
・正体が分かっている大人鬼
・短時間だけ鬼登場
など、様子を見ながら調整すると、楽しめる子も増えてきます。
あくまで目安なので、その子の性格をいちばんに考えて選んでくださいね。
子ども自身が豆まきの鬼役をやる、という選択
鬼役は、大人がやらなければいけないもの、と思いがちですが、子ども自身がやるのも一つの方法です。
鬼のお面をつけて、ぬいぐるみや壁に向かって豆を投げるだけでも、十分それらしい雰囲気になります。
「鬼=怖い存在」ではなく、「役を演じる遊び」として捉えられると、子どもも安心しやすいです。
年齢や性格によっては、この形が一番平和に終わることもありますよ。
我が家で大事にしている豆まきの鬼役の決め方
我が家では、節分が近づいたら、「今年はどうする?」と事前に軽く話すようにしています。
そのときに、鬼をやりたい人がいるか、怖くなりそうかどうか、その日の余裕はどのくらいかを基準に決めています。
「やらない」という選択をする年もあります。
それでも、節分の話をしたり、豆を少し触ったりするだけで、行事に触れた感覚は残ります。
鬼役がうまくいかなかった年の、我が家のやり方
去年の我が家では、私が鬼役をやってみたものの、子どもは少し怖がり気味でした。
正体が私だと分かっている状態でも、鬼のお面をつけているだけで緊張している様子でした。
そこで途中でお面を外して、鬼のお面を壁に貼り、それに向かって豆を投げる形に切り替えました。
「鬼が逃げる」というより、「ここにいる鬼に向かって投げる」くらいの感覚です。
冬だったこともあり、外には豆を投げていません。
北海道だと、寒さや雪のことを考えると、外に投げるのが難しい家庭も多いですよね。
外に投げない分、「福は内」との違いが分かりにくかったので、掛け声は「おにはそとー」だけにしました。
それでも、子どもはちゃんと豆を投げて、節分をやった気分になっていたように思います。
今振り返ると、鬼役をどうするかよりも、その場で子どもの様子を見て形を変えたことが、一番大事だった気がしています。
まとめ:節分の豆まきの鬼役は家庭ごとに違っていい
節分の豆まきの鬼役に、決まった正解はありません。
大人がやってもいいし、子どもがやってもいいし、やらない年があっても大丈夫です。
大切なのは、子どもが安心できることと、親が無理をしないこと。
完璧な節分よりも、「今年もそんな時期だね」と笑って話せることのほうが、ずっと価値があると感じています。
それぞれの家庭らしい節分で、無理なく続けていけたらいいですね。
