節分が近づくと、スーパーに豆や恵方巻が並び始めますよね。
そのたびに、「今年はどう説明しようかな」「鬼って怖がらせすぎないほうがいいのかな」と、母親として少し立ち止まってしまうことがあります。
未就学児から小学校低学年くらいの子どもにとって、「節分とは何か」は少し抽象的です。
大人向けの説明をそのまま伝えても、正直ピンとこないことが多いですよね。
この記事では、“正解を教える”のではなく、“家庭で無理なく伝えられる考え方”として、節分の意味をどう話せばいいかを、母親目線でまとめてみます。
節分って、そもそも何の日?
節分は、とても簡単に言うと「季節が変わる前に、元気に過ごせるようにする日」です。
昔の人は、季節の変わり目は体調を崩しやすいと考えていました。
だからこそ、「悪いものを外に出して、元気を家に呼び込もう」としたんですね。
ただし、
「悪いもの=鬼」
「追い出さないと大変なことになる」
と強く言いすぎると、怖がってしまう子もいます。
我が家では、
「イヤな気持ちや、泣き虫な気分を追い払う日だよ」
と、かなりやさしく言い換えています。
家庭によっては、
・健康を願う日
・春を迎える準備の日
・行事を楽しむ日
と捉え方はさまざまなので、無理に一つに決めなくて大丈夫だと思っています。
節分の考え方は、家庭ごとに違っていい
節分のとらえ方は、実はひとつではありません。
家庭によって、
・健康を願う日
・春を迎える準備の日
・行事を楽しむ日
と考えてもいいと思っています。
どれが正しい、間違っている、ということはありません。
その家庭が、無理なく続けられる形であれば、それがいちばんだと感じています。
「鬼」は怖い存在じゃなくてもいい?
節分の説明で、母親が一番悩みやすいのがここかもしれません。
「鬼が来るよ!」と脅すと簡単ですが、夜泣きが増えたり、豆まき自体を嫌がったりすることもありますよね。
我が家では、鬼=心の中にある困った気持ちという説明にしています。
たとえば、
・怒りんぼう鬼
・イヤイヤ鬼
・泣き虫鬼
「誰の心にも、たまに出てくるんだよ。豆をまいて『もう大丈夫だよ』ってする日なんだよ」
と話すと、子どもも少し安心した表情になります。
4歳の娘がお気にいりの絵本
もちろん、鬼のお面を楽しむ家庭、思いきり豆まきをする家庭もあります。
どちらが正しい、ということはありません。
子どもの性格や怖がり具合に合わせて調整する、それだけで十分だと感じています。
年齢別:節分の伝え方の目安

子どもによって、理解できること・感じ取れることは本当にさまざまです。
節分についても、「何歳だからここまで分かっていなきゃいけない」という正解はありません。
大切なのは、その子の年齢や性格に合わせて、無理のない言葉を選ぶこと。
難しい説明をしなくても、「楽しかった」「安心できた」という気持ちが残れば、それで十分だと思います。
ここでは、我が家で意識していることや、同じくらいの年齢の子どもを育てる中で感じた年齢別の伝え方の目安をまとめてみます。
2〜3歳くらいの子には
・「豆をポーンってする日だよ」
・「楽しい行事だよ」
これだけで十分なことも多いです。
意味を理解するより、雰囲気を楽しめればOKだと思います。
4〜6歳くらいの子には
・「イヤな気持ちをバイバイする日だよ」
・「元気に過ごすための日だよ」
少しだけ意味を足すと、納得しやすくなります。
全部を説明しなくても大丈夫です。
節分の豆まきを怖がってしまったら、途中でやめてもいい
もし、豆まきの途中で泣いてしまったり、鬼を見て怖がってしまったら、無理に続けなくて大丈夫です。
・豆まきをやめる
・抱っこして落ち着かせる
・「今日はここまでにしよう」と切り上げる
それで、節分が失敗になることはありません。
「怖かったね」
「びっくりしたよね」
そう声をかけてもらえた記憶のほうが子どもには残るものだと思います。
豆まきは「意味」より「体験」でOK
「なぜ豆なの?」と聞かれると、答えに詰まることもありますよね。
正直なところ、細かい由来まで説明しなくても大丈夫だと思っています。
未就学児〜低学年の子には、
「豆はね、元気パワーがあるんだよ」
「投げると、イヤなものが逃げていくんだよ」
くらいで十分伝わります。
それよりも大事なのは、
・親子で一緒にやること
・笑いながら終わること
豆を投げるのが苦手なら、袋に入れてポンと置くだけでもいいですし、心の中で「バイバイ」と言うだけでもいいと思います。
行事は、完璧にこなすものではなく、思い出に残るもの。
そう考えると、気持ちが少し楽になりませんか?
節分の豆まきは絵本や遊びに置き換えてもいい
豆まきが難しい家庭では、別の形で節分を感じるのもおすすめです。
・節分の絵本を読む
・鬼の絵を描いて「バイバイ」する
・「今日は節分だね」と話題にする
それだけでも、立派な行事の体験になりますよ。
恵方巻は「食べなきゃいけない」ものじゃない
節分=恵方巻、というイメージも強いですが、これも家庭によって無理のない形で大丈夫です。
・丸かじりが難しい
・黙って食べるのが苦手
・そもそも太巻きが食べられない
こんな悩み、よくありますよね。
我が家では、普通の巻き寿司を切って食べたり、「今年はこの方向だよ」と話題にするだけだったりします。
「こうしなきゃいけない」と思うと、親のほうが疲れてしまいます。
節分は、家族で季節を感じるきっかけくらいに考えてちょうどいいのかもしれません。
まとめ:子どもに伝えたいのは「安心できる行事」
節分を子どもに説明するとき、一番大切なのは「正しい知識」よりも安心できる雰囲気だと感じています。
・怖がらせすぎない
・家庭ごとのやり方でいい
・親も一緒に楽しむ
この3つを意識するだけで、節分は「ちょっと楽しい思い出」になります。
子どもにとっては、
「お母さんが一緒に笑ってくれた」
その記憶こそが、行事の意味になるのかもしれません。
無理のない形で、それぞれの家庭らしい節分を過ごせますように。
