節分が近づくと、楽しみにしている子がいる一方で、「鬼がこわい」「やりたくない」と言い出す子もいます。
未就学児から小学校低学年くらいだと、節分の雰囲気そのものが不安になってしまうこともありますよね。
親としては、「せっかくの行事だから」「毎年やってきたし」と思いつつ、無理にやらせていいのか迷うこともあると思います。
この記事では、子どもが節分を怖がるときに、無理をせず楽しむための工夫を、家庭目線でまとめてみます。
子どもが節分を怖がるのは、成長の一部でもある
まず知っておきたいのは、節分を怖がること自体は、決して悪いことではないということです。
特に未就学児〜低学年くらいの子どもは、
・想像力がぐっと育ってきた
・現実とイメージの区別がまだあいまい
そんな時期でもあります。
「鬼=本当に来るかもしれない存在」として感じてしまうのは、自然な反応なんですよね。
怖がる=弱い、ではなく、感じ取る力が育ってきたサインとも言えます。
年齢によって、怖がり方は少しずつ違う

子どもが節分を怖がる理由は、「怖がりだから」「慣れていないから」だけではありません。
年齢によって、何に不安を感じるか・どこで怖くなるかが少しずつ変わってきます。
同じ「こわい」という反応でも、その中身は年齢ごとに違うことが多いんですね。
ここでは、未就学児〜小学校低学年くらいまでの子どもを想定して、よくある怖がり方の傾向を目安としてまとめてみます。
「うちの子はこのタイプかも」と思いながら読むくらいで、十分だと思います。
2〜3歳くらいの場合
・大きな音
・見慣れないお面
・雰囲気そのもの
こうした刺激にびっくりして、怖がることが多いです。
4〜6歳くらいの場合
・「鬼が来る」という想像
・追いかけられるイメージ
が膨らんで、不安になることがあります。
年齢によって理由が違うので、「どう怖がっているか」を見てあげることが大切だと感じています。
子どもが節分を怖がるときの工夫① 鬼を出さない
まず大前提として、節分に鬼が必ず登場しなければいけない、という決まりはありません。
鬼のお面や鬼役が原因で怖がっているなら、思い切って鬼を出さない節分にしても大丈夫です。
豆を触ったり、節分の話を少ししたりするだけでも、行事に触れたことになります。
「今日は鬼は出ないよ」と伝えるだけで、安心して参加できる子もいます。
節分は、怖がらせる行事ではありません。
まずは安心できる形を優先していいと思います。
子どもが節分を怖がるときの工夫② 鬼を「人」ではなく「物」にする
鬼そのものが怖いというより、「動く鬼」「近づいてくる鬼」が怖い子も多いです。
その場合は、人が鬼役をやるのではなく、鬼のお面を壁に貼ったり、床に置いたりする方法があります。
動かない鬼であれば、距離感が分かりやすく、怖さが和らぐことがあります。
我が家でも、途中で鬼役をやめて、壁に貼ったお面に豆を投げる形に切り替えた年がありました。
形を変えても、節分の雰囲気はちゃんと残ります。
子どもが節分を怖がるときの工夫③ 掛け声や流れを簡単にする
「鬼は外、福は内」という掛け声や流れが、分からなくて不安になる子もいます。
その場合は、全部やろうとしなくて大丈夫です。
「おにはそとー」だけ言う。
掛け声は言わずに、豆を投げるだけにする。
こうした省略も、立派な工夫だと思います。
北海道のように冬が厳しい地域では、外に豆を投げない家庭も多いですよね。
環境や子どもの様子に合わせて、無理のない形で十分です。
子どもが節分を怖がるときの工夫④ 子どもに主導権を渡してみる
怖がっているときほど、子ども自身に選ばせてみるのも一つの方法です。
「鬼は出す?出さない?」
「お面つけてみる?」
と聞くだけでも、気持ちが落ち着くことがあります。
自分で決められると、「やらされている」感じが減り、参加しやすくなる子もいます。
全部決めなくても、一部だけ選ばせるだけで十分です。
子どもが節分を怖がるときの工夫⑤ やらない
どうしても怖がっている場合は、無理に節分をやらない、という選択もあります。
行事は毎年続くものなので、今年できなくても、来年また挑戦できます。
「節分は怖いもの」という記憶を残してしまうより、「今年はやらなかったけど大丈夫だった」という安心感のほうが、後々につながることもあります。
親が「やらなくてもいい」と思えると、子どもにもその気持ちは伝わります。
節分を子供が怖がったときの、親の声かけ例
節分を怖がったときは、こんな声かけがおすすめです。
・「やらなくていいよ」
・「今日は見るだけにしようか」
・「怖かったね、大丈夫だよ」
無理に励まそうとしなくても、気持ちを受け止めてもらえるだけで、子どもは安心します。
去年はダメでも、今年は変わることもある
節分に限らず、子どもの反応は毎年同じとは限りません。
・去年は怖がったけど、今年は平気
・去年は大丈夫だったのに、今年はダメ
どちらも、よくあることです。
その年その年で、様子を見ながら形を変えていけばいいと、私は感じています。
まとめ: 子どもに合わせて節分の形を変えてみよう
子どもが節分を怖がるとき、無理に慣れさせる必要はありません
鬼を出さない。
形を変える。
簡単にする。
選ばせる。やらない年があってもいい。
どれも、その家庭に合った立派な選択です。
節分は、ちゃんとやることより、安心して過ごすことのほうが大切だと感じています。
それぞれの家庭らしい、無理のない節分が見つかりますように。
